受付から終了まで、お葬式がどんな流れで進むのか、一般的な仏式の流れで見てみましょう。
仮通夜、本通夜、葬儀告別式───。
それぞれのお葬式の場面で、流れ(順序)が違います。
ここではそれぞれの大まかな流れをご紹介していますので、この機会に予習しておきましょう。
※このサイトでご紹介している流れは、「通夜→葬儀告別式→火葬」という順序でご紹介していますが、地域によっては、「通夜→火葬→葬儀告別式」など、順序が変わる場合があります。
まずは、お通夜の前に行う「仮通夜」についてご紹介します。
[仮通夜]
「仮通夜」とは、お亡くなりになった夜に遺族や近親だけで遺体を守って一夜を明かすことです。
一般客を招くのを「本通夜」といって区別します。
以前は訃報を受けたらすぐに駆けつけるのが良いとされていましたが、葬儀前の遺族は忙しく取り込んでいることが多いので、特に親しい間柄ではなかった場合は、通夜の日まで遠慮するか、玄関先でお悔やみをお伝えして帰るようにします。遺族に会えない場合は、名刺に「心からお悔やみ申し上げます」と書いて、置いてきましょう。
故人と親しい間柄だった場合は、霊前に線香をあげ、長居をせずにおいとまします。
この場合も、自分から故人との対面をお願いするのはマナー違反です。遺族から促された場合のみ、対面させていただきましょう。
対面の作法は、まず遺体の枕元から少し下がって正座します。一礼のあと、遺族が顔の白布を外したら膝をつけたまま近づきます。対面のあと、もう一度一礼して合掌し、遺族に一礼しながら「穏やかなお顔で・・・」など、声をかけます。
何か手伝うことがないかを申し出ることも忘れずに。
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